Elec/KitApp/MP3Player の履歴(No.5)
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- 1 (2010-01-23 (土) 18:02:50)
- 2 (2010-01-24 (日) 00:58:16)
- 3 (2010-01-24 (日) 12:22:00)
- 4 (2010-01-24 (日) 12:22:00)
- 5 (2010-01-24 (日) 12:22:00)
はじめに†
自宅でＭＰ３等の音楽を聴くときに、普段使用しているプリメインアンプを通して聴きたいと考えていました。
ＰＣで再生して、プリメインアンプに入れるのが手っ取り早いですが、ＰＣのファンの音が耳につくので、
できれば再生専用機が無いかと探していました。
一番簡単なのは、携帯プレーヤを直接プリメインアンプに繋いで使うことですが、
元々手のひらで使う構造なので、ボタン操作がやりにくかったり、
リモコンを使うなどの外部コントロールは容易ではありません。
また市販品の同様な製品だと、ＣＤプレーヤと一体だったり、
やたらと高機能だったり高価だったり・・・で、購入を躊躇していました。
先日、某動画共有サイトでＭＰ３プレーヤのユニットキットを活用した動画を見かけたので、
今回はこれを使って、「据置型 ＭＰ３プレーヤ」を製作してみました。
ＭＰ３プレーヤのユニット†
液晶等のユニットをはじめとした電子部品を販売しているCoCoNet液晶工房
が秋葉原にあります。
こちらの取り扱い製品の「MP3プレヤーキットフルセット」
をベースとして、今回の製作を進めていきます。
既にこのキットを用いて作成しているサイトさんが色々ありましたので
下調べをしていましたが、オーディオ出力がかなり弱いようです。
（ＭＰ３プレーヤユニットの動作テストで、ヘッドホンを繋いで聴いてみましたが、確かに音が小さい・・・）
そのため、何らかのパワーアンプを製作し、出力段に繋ぐこととします。
今回のMP3プレーヤはDC5V駆動であることから、単電源でかつ低電圧で動くアンプを用意する必要があります。ここでは EKJAPANの「ベビー・アンプ」
を出力段の一次アンプとして使用しました。
ブロック構成図†
全体の構成イメージを下記に示します。
- 青色:ＭＰ３プレーヤキットの構成部品
- 黄色:EKJAPANのベビーアンプ
- 橙色:自作の操作パネル
ＡＣアダプタは、秋月電子で扱っているDC5V 1Aタイプの物を使用しています。
またオーディオ出力端子は、汎用性を考えてφ3.5のステレオジャックとしました。 アンプに出力の際は、ステレオジャック→ピンプラグ変換ケーブルを使用します。
製作の実際†
ＭＰ３プレーヤキット†
 | 添付品一式です |
一次アンプ†
 | キットを組み立てた状態です。 今回は、ＭＰ３プレーヤキット側の音量調整を使うため、 ボリュームのツマミはケース外には出しません |
 | オーディオ入出力（2芯シールド線）、電源の配線をしています |
MP3ユニットの出力側につなげるコネクタは、キットのコネクタを外して流用しました。
コネクタのピンまでは流用できないので、見かけ上一番近いピンをパーツ屋で見つけてきて使用しています。
また、MP3ユニットへの電源は、ここから渡り線を出して供給します。
（※電源用コネクタも同様に流用しますが、なぜかここだけ、MP3ユニット基板のメス側コネクタとの嵌め合いが悪く、
接触不良の原因となりそうですので注意してください）
LEDパネル†
 | LEDパネルにあわせて、スモークのアクリル板を切り出します。 基板の右側にはリモコンの受光器があるので、ケース組み込み後に受光できるよう考慮が必要です |
操作パネル†
正面の配置の関係上、ＭＰ３プレーヤキットの操作パネルが使用できなかったので作りなおしました。
オス側コネクタは、キットの操作パネルの物を外して使用しました。
 | キット付属基板と、自作基板との対比 |
 | 完成した状態 |
 | 動作のチェック中 |
ケース†
 | 正面側の加工状態です。 ドリルとハンドニブラを使用しています |
 | 底面側の加工状態です |
 | 仮組の状態確認、および動作のチェックをしています |
仕上げ†
 | インスタントレタリングを使用してパネルを仕上げます。 転写後はラッカースプレーを吹き付けて、レタリングがはがれないよう補強します |
- インスタントレタリング：サンハヤト LS-371
- ラッカー：日本ペイント アクリルラッカースプレー（透明・速乾・高光沢）
総組立†
 | すべて組み込んだ状態 |
 | 操作パネルの取り付け周辺 |
 | 組み立て完了後（正面側） |
 | 組み立て完了後背面側） 上段：オーディオ出力、下段：DC5V入力 |
使用例†
こんな感じで使用しています。
私のオーディオ環境†
| プリメインアンプ | マランツ PM-50 |
| CDプレーヤ | ソニー CDP-P91 |
| スピーカ | （箱は自作、ユニットは多分FOSTEX・・・） |
どれも２０年近く愛用しています(^^
所感†
１．
USBメモリよりもＳＤカードの方がアクセスが早いです。
（曲の"PREV", "NEXT"の操作の応答が良い）
２．
電源を入れてみると、再生・停止にかかわらず、ノイズが若干乗っている感じです。
ざっと調べたところ、ベビーアンプ側はノイズ源では無く、ＭＰ３プレーヤ側から出ているようです。
ＭＰ３プレーヤ側の音量、およびベビーアンプ側のゲインには関係なく一定のノイズが出ているようですが小手先の調整では解決できなさそうです。
今回は、下記参考の「オーディオクラフト工房」さんの解決方法（LED表示器の電源ラインからノイズ発生→抵抗交換・回路変更による処置）を採用させていただきました。見事、ノイズが治まりました。
これでネットラジオもＭＰ３に変換して、たくさん聞けます^^
参考†
下記サイトを参考にさせていただきました。
