ヘッドホンアンプやミキサーなど、PCで音楽を聴くための環境をそろえましたが、
PCの電源のON/OFF状態と連動させるためのスイッチの製作を検討しました。
No | 方法 | 考察 | 採用 |
1 | 市販の連動テーブルタップ | 値段が高い・・・なので自作。 | - |
2 | PCの12V電源出力で外部リレーを駆動 | 比較的お手軽ですが、パソコンの中に 機器を組み込む必要がありますので、取り回しが不便になります。 | △ |
3 | PCのUSB電源5V出力で外部リレーを駆動 | これもお手軽な方法です。 USB電源出力で直接リレーを駆動しますが、 リレーコイルのサージ吸収のため、バリスタが必要です。 | ○ |
4 | PCのUSB電源5V出力でソリッド・ステート・リレーを駆動 | 有接点リレーよりも小型で、大電流の駆動が出来ます。 | ◎ |
今回は、”4”の方法で製作をしてみます。
USBの電源出力を、SSRキットのDC入力につなぎます。
自作アンプの電源が、ほとんど12V数Aも無い程度ですので、
AC100V側は、途中にヒューズを挟んでおきます。
後でプラケースに組み込みますが、放熱がほとんど期待できないため、電流は十分に制限しておきます。
駆動する対象は、それほど電力は使わないので、ラインナップの中で最小容量の物を選択しました。
No | 名称 | 型番 | 数量 | 補足 |
1 | SSRキット | 25Aタイプ | 1 | 秋月電子製のキット |
2 | USBコネクタ | タイプA | 1 | パソコンのUSBポートに接続します。 4線のうち、電源(Vbus, GND)のみを使用します |
3 | DCプラグ、ジャック | φ2.1 | 各1 | USBケーブルが、ケースから取り外しできるようにコネクタを用意しました。 |
4 | ミゼットヒューズホルダ | 1 | ケーズサイズにあわせて、小型の物を選択 | |
5 | ミゼットヒューズ | 0.5A | 1 | 接続先の負荷が小さいので、この程度で十分でしょう |
6 | プラケース | サイズ 65x45x40 | 1 | ブランド不明ですが。この程度の大きさであれば、格納可能です。 放熱をしっかり取る場合は、アルミケースを使用し、 トライアックの放熱版をケースに貼り付け固定することをおすすめします。 |
7 | ACプラグ付きコード | 7A用(0.75sq) | 1 | 適当に安価な物を探します |
8 | テーブルタップ | 3口タイプ | 1 | 必要に応じて、口数を増減してください。 |
9 | SSRキット基板固定用ねじ・スペーサ | 各2 | スペーサ高さは5mm以上です |
費用は2000円未満です。
市販の連動タップは、5000円弱程度ですので、大分安価になりました。
ほとんど現物あわせになりますので、主要な写真のみとします。
2年以上使っていますが、特に問題はありません。
今回は、許容電流を大分おさえていますが、トライアックの放熱対策をきちんと取れば、定格通りの容量を得ることが出来ます。