新しいスピーカを入手したのですが、さすがにYAHAだとパワー不足で鳴らせませんでした。
ここでは、大きさ4cm程度の8Ωスピーカを駆動する想定で、
ちょっと出力の大きいアンプを製作しました。
電流増幅には、バッファーアンプLT1010を使用してみました。
出力150mAですので、ちょっとしたスピーカを鳴らすには十分のパワーがあります。
ピン配置に注意すれば、TIのBUF634に置き換えて使うこともできると思います(執筆時点は未検証)。
概ね、データシート通りの回路にしています。
電圧範囲は±6〜12Vの両電源を想定しています。
L ch側も忘れずに作ってください。
YAHAの電源に使っていたACアダプタをそのまま使用したかったため、
単電源から両電源を作る必要がありました。
ここで使用したのは、教科書通り(?)のレールスプリッタ回路です。
仮想グランドとなる”0V”は、R1・R2の金属被膜抵抗で、1:1に分圧して作ります。
これで、入力電圧Eに対し、+E/2〜-E/2の両電源を作っています。
レールスプリッタ専用ICを使っても良かったのですが、
手元にあったパワーオペアンプLM675(3A出力)を使用し、しっかり電流が取れるようにしています。
オペアンプのノイズ対策のため、出力にセラミックコンデンサと電解コンデンサを設置しています。
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穴加工が終わったところです | レタリングを貼り付けて、ラッカースプレーを吹き付けた後です |
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ボリュームの配線部分です | ケースの背面です。電源入力のターミナルがあります |
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正面には、デジットのコンパクトレベルメータ基板を使い、 VUメータを設置しました。 バーLEDを設置するところは、 スモーク色のアクリル板を貼り付けています。 | 組み込んだ後の内部の様子です |
2010秋からYAHAを常用していましたので、久しぶりに新しいアンプを作ったことになります。
スピーカ自体が置き換わってるので、YAHAとの音比べはしていませんが、
電流増幅段がきちんと入っているので、大きな音もしっかり追従している感じがします。
ここでは細かい紹介はしていませんが、
デジットのコンパクトレベルメータ基板を使って、
バーLEDを使用したVUメータを搭載しました。
アンプというと、なかなか”動きのない”ものになってしまいがちですが、
こういうおまけを付けると、見た目に動きができて面白いですね。
電装部分は同じ仕様のまま、アクリル板をレーザ加工してケースを自作した2号機を製作しました。
手元にあったLEDを使ったので、たまたま某スクールアイドルの「1年生組:まきりんぱな」の配色になりました^^
(逆順だけど・・・)