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はじめに

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オペアンプの比較・・・
究極のアニメ音声・アニソンの再生環境を構築するため、最適なオペアンプを探します。
完全に個人的主観なので、参考にはしないでください・・・

聴取環境

  • 音源
    記号タイトル特徴
    A「Fuego」(Bond)楽器中心
    B-「Chercher〜シャルシェ〜」(KOTOKOさん)
    -「深愛」(水樹奈々さん)
    楽器と女声
    C声優さんのラジオ
    (喜多村英梨さん、能登麻美子さん)
    女性声優さんの声
    Dアニメ
    (ゆるゆり、TARITARI、ジョジョの奇妙な冒険)
    声優さんの声と、BGMの混合
  • スピーカ
    ソニー モニタスピーカSRS-58
    (内蔵アンプは通さず、スピーカを直接駆動)


こんな感じで、再生環境にはあまりお金はかけてないです。
冒頭で”究極”なんて言ってますが、できるだけ”普段通りの”再生環境で、 コストパフォーマンス重視の環境を探ってみます。

聴き比べ

NJM4580を基準に聴き比べました。
消費電流は±12Vの時の、電源装置に表示の電流値です。

聴き比べの機種一覧

型番メーカ音源A音源B音源C音源D感想消費電流mA高速低ノイズ高精度汎用
LM358Nナショナルセミコンダクター4580よりすっきりした音だが、特徴が出にくい。
消費電力は今回小。
5-7
LME49720NA全体に亘って透明感の高い音質
まれに数十kHzの発振が見られる
15-15
TL062CPテキサスインスツルメンツ-価格の割にはバランスのとれた音12-13JFET
OPA2604AP楽器の音一つ一つを聞き分けやすい。
透明感の高い音質
15-18JFET all
OPA2134PAなんと!・・・すばらしい!!が・・・13-17JFET
OPA2228PA--まれに数十kHzの発振が見られる12-16
OP275アナログ・デバイセズLME49720よりシャリシャリ感が少ない10-12
AD8066OPA2604に近い感触(これは単電源アンプです)-
AD8397----(未評価)発熱がすごい・・・
今回のテスト回路では使えないので中止
-
LT1364CN8リニア・テクノロジー----LME49720に近い感触。
発熱がすごい・・・まれに数百kHzの発振が見られる
今回のテスト回路では使えないので中止
18-19
NJM2068DD新日本無線高音・低音域に亘って聞きやすい。
何となく”見通しの良い”音質。
9-10
NJM2114DD低音域がはっきりしているが高音域が弱い感じ-
NJM4580DD----基準10-13
NJM5532DDネットラジオが聞きやすい。ほか4580と同じ感触13-18
MUSE8820NJM2068に近く全体的にバランス良好12-13
MUSE8920OPA2134PAに近い感触。11-12JFET


◎:良い、△:やや良い

音質がよいとされるオペアンプの特徴

OPAやMUSESは確かに良いですが、それはオーケストラなどの楽器中心の場合です。
アニメのように人の声が入ってくると、それぞれの音を忠実に再生してくれる分、
ややしつこく感じる気がします。 (OPA2134は特にその傾向が顕著でした・・・「モニタ用」といわれる所以でしょうね)

出力側の信号波形の特徴

オシロスコープを、アンプの出力側につないで波形を観察すると、
LME49720、OPA2228、LT1364は、可聴範囲外(数100kHz〜数MHz)の発振が希に見られます。
今回使ったヘッドホンアンプの回路は、元々は新日本無線MUSE用に設計されているため、
上記を使うには、回路内の定数を見直した方が良さそうです。

アニメ/アニソン向けは?

アニソン中心であれば、MUSE8820、OP275、OPA2604あたりがよいかと思います。
一方アニメの場合、声優さんの声の抑揚、演出による効果音などを、
良く言えばストレートに再生、悪く言えばしつこく感じる気がします。(ここは意見が分かれるところと思います)
少しでも悪い音源だと、背景に潜むノイズまで見通しよく聞こえてしまうので、
ネットラジオを聞くにはちょっときついです。

まとめ

今回聞き比べた中では、NJM2068 が一番聞きやすく感じました。
アニソンもアニメも、声優さんのラジオも、どれをとってもバランスがとれており、
なおかつ演奏に奥行きがあり、さらに声優さんの声もしつこく無く再生できてている気がします。
さらに音質がどうしても悪くなりがちなネットラジオを再生しても、耳につかない程度にぼかしてくれます。

音源にあわせて毎回オペアンプの差し替えをするのであればともかく、 常用していろいろな音源を再生するのであれば、
このくらいのスペックの物であればちょうど良いです。(価格もリーズナブルですし、量産にもOK)

ただこれは最終段に使うオペアンプとして良いのであって、
最終段のパワーアンプにたどり着く前までに、途中に入れるミキサーやプリアンプには、
むしろ音を素直にストレートに再生してくれるAD8066やOPA2134などのオペアンプを使った方が、
よりNJM2068の能力を生かせるように思いました。

結論

以上のオペアンプを聞き比べて、
アニメ・アニソン・声優さんラジオを視聴するのに適するオペアンプは 「NJM2068」 としました。

音質と価格の両面から評価したものですので、普段 標準的に使うオペアンプとしたいと思います。

(現在の環境では、プリアンプ「MUSES8920」、パワーアンプ「NJM2068」を使用しています)

偉そうな事書いてすみません・・・
しつこいようですが、あくまで個人的な主観による独断と偏見で選んでおります・・・
今後もいろいろ聞き比べを続けますので、全然違う記事になってるかもしれません、悪しからず。

参考資料

聞き比べ

メーカ

更新履歴

  • 2012-02-18 (土) 21:03:05 / 初版
  • 2012-11-18 (日) 18:13:29 / MUSES 8920 追加、説明文訂正。

Elec



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Last-modified: 2012-11-18 (日) 18:34:18 (1708d)